No.24

近ごろのスウェーデンの銀行


銀行の営業窓口といえば、カウンターがあって、その奥に行員が並び座って執務をしているのが日本で見受けるごく普通の形態です。ところがストックホルムのある商業銀行の本店へ行った時、執務のスタイルが全く異なっているのに驚きました。そこではカウンターが一切なく、行員と利用客がひとつの立ち机を挟んで一対一で応待するスタイルなのです。政治家がインタビューや演説などに使う演台のようなものだと想像していただければわかりやすいかと思います。 その立ち机があちらこちらに比較的アト・ランダムに置かれていて、番号を呼ばれた利用客への応対がそこでなされるのです。
立ち机の後には高さ2メートルほどのスクリーンがスキ間を空けてアト・ランダムに立てられており、利用客の用件を聴いた行員は、スクリーンのむこう側にいったん消えて、また出てくるという仕事の流れです。
一見、のんびりした感じの執務形態ですが、銀行によくありがちな堅苦しい雰囲気がなくていいなと思ったし、何よりお客様が立っているのだから、行員も座らずに応待するスタイルに感心しました。


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